あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い致します
昨年は一昨年に引き続きまして「ブログの更新を再開する」と宣言しながら約束を果たせずお恥ずかしい有様でありました。今年こそは三度目の正直で、定期的な更新を確実に行えるよう努力して参る所存です。おなじみのレンズ記事に加えまして、現在のところの予定では
・カメラ/レンズ関連の特集記事×3本
・お城研究関連の特集記事×2本
・地元の歴史関連の特集記事×1本
といった特集記事を企画中で、これら全てを消化できるかは分からないものの、内容的にはほぼ固まっているものばかりですので、なるべく早くご披露をできればと考えております。
以下、お正月らしい梅の写真をレンズ紹介記事風に並べてみますのでどうかご笑覧下さい。
皆様にとって本年が良い一年となりますように!
日東光学のコミナー。当時としては大口径の85mm f1.8で、なかなか堅実な写りです
初期型ミランダ用の標準レンズでM44マウント/ゼブラ柄の個体です。レンズ構成は
ヘリアータイプと言われており、たしかにf8あたりまで絞り込んだ時の描写は秀逸!
こちらも初期型ミランダ用標準レンズで、外観はあのズノーにそっくりながらも
名前はソリゴールミランダ、シリアルナンバーに「Y」の記号が入った個体です
藤田光学製と言われており、残存収差が多めの穏やかな写りが気に入っています
このレンズもシリアルナンバーの前に「FT」の記号があり、「JUPLEN」という
ブランド用に供給された藤田光学製のレンズであることが分かります。描写に派手さは
ないものの、しっとりとして丸みを感じさせる上品な写りが魅力的な1本だと思います
西ドイツはシュタインハイル社のクルミナー 85mm f2.8。独特なレンズ構成で知られ
ポートレート用の軟調レンズとも言われますが、開放からしっかり解像する良いレンズです
再びJUPLEN。逆光には弱いですけど、順光ならその実力を十分に発揮します
こちらも再びミランダ 5cm f2.8。この個体はレンズ名が「ミランダ」の単独表記と
なっていますが、「ソリゴール ミランダ」と表記された個体の方が多いように思います
数多くの異名ブランド(OEM供給)を持つことで知られるフジタ 35mm f2.5の
バリエーションの1つ。藤田光学製のWIRGAR銘レンズでは 135mm f4.5を
よく見かけますが、この35mmは珍しい気がします。開放ではやや締まりのない緩い
写りをしますが、少し絞ると独特なトーンの緻密な描写を見せてくれるのが楽しいです
この初期型ミランダ用標準レンズのYナンバー 50mm f1.9には大きく分けて
5種類、細かく見れば7種類以上のバリエーションが存在します。人気ブランドの
ズノーとプロミナーの間に挟まれ、一般的には「ハズレ感」が強いレンズのように
思われがちなようですが、そういった不人気レンズこそ私の大好物なのであって…
藤田光学の中判一眼レフカメラ、フジタ66用の標準レンズです
レンズ構成はトリプレットタイプとのことで、その描写は抜けが
良い半面、開放で周辺部が流れてグルグルします。35mm判で
これなのだから、オリジナルの66判フォーマットではいったい
どんな写りなのか?完調ボディを入手して確かめてみたいですね
CAMERA : SONY A7
2021年 元旦