あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い致します
なんと、当ブログに「謹賀新年」の記事が4つも連続で並んでしまうという情けない事態に至りまして、本人も大いに反省を致しております。決してネタ切れとか飽きたとかではなくて、むしろ素材が増えすぎて困っているくらいなのですが、それらをまとめる時間と気力が足りずにこんな残念なことに…。とはいえ、新しい年を迎えるにあたり、今年こそ本格的なブログ再開を果たす覚悟で臨むつもりなので(まあ、すっかり狼少年状態ではありますが)どうぞご期待くださいませ。
以下、昨年と同様にお正月らしい梅の写真をレンズ紹介記事風に並べていますのでご笑覧を
皆様にとって本年が良い一年となりますように!
なぜか生産本数が非常に少なく、希少レンズとなってしまっている田中光学のテレ・タナー10cm f3.5。実はびっくりするくらい良く写るレンズでして、これがもし量産されていたなら田中光学への世評も変わっていたのでは?と思えて仕方のない1本だったりします
こちらも田中光学製のレンズで、タナー 35mm f3.5。2群5枚のヘラータイプという珍しい光学系を採用しており、画面周辺の描写はちょっと頼りないものの、中心部の解像力の高さと抜けの良さはなかなかのもの。ちなみに逆光では見事なシャワーゴーストが出ます
ライカLマウントのソリゴール 35mmf3.5。以前ご紹介した記事では前掲のタナーと同じレンズなのでは?と述べていますが、状態の良い個体を入手したので一緒に持ち出してみました。確かによく似た写りはするのだけど、素人の私には同一性の判別は難しいですね
タナーとソリゴールの撮り比べ。さて、どうでしょうか?(光の条件が若干違いますけど)
小西六のヘキサー 50mm f3.5。昔から銘玉として知られているレンズで、その発色はテッサータイプにしてはやや浅めながらも、独特な雰囲気の漂うすっきり描写が持ち味です
アメリカ製のレンジファインダーカメラ「クラルス MS-35」用の交換レンズ、エルジート 4インチ f4.5です。エルジートの製品はシネレンズや引き伸ばし用レンズを良く見掛けますが、35mm判のスチル用はこれが唯一だとか。非常に細身でコンパクトな鏡胴でありながら、その高級感あるデザインと、ズシリとした重みを感じる造作の良さがたまりません
同じくエルジート。明るさを抑えたトリプレットタイプのレンズということで堅実な写りをするのかと思いきや、開放付近ではなかなか個性的な写りを見せてくれるのが楽しいですね
再びテレ・タナー。開放から切れ味抜群で高コントラストかつ発色も鮮やかな、一見するとモダンレンズ的な写りをしますが、しかしよく見ると周辺減光や後ボケの乱れといった癖も随所に見られ、そのアンバランスな混在感が結果的に妖しい雰囲気を生み出したりもします
エルジート。バブルボケも出ますが、小口径であるためかその出現量は控えめな印象です
テレ・タナー。このレンズについては、ブログ再開後のなるべく早い段階で取り上げたいと思っています。小型軽量で携行しやすいこともあり、ほぼ常用レベルで使っておりますので
最後にもう一度エルジート。個性が強めの写りをするため常用には向かないものの、なぜか時々妙に使いたくなるレンズであることもまた確か。何とも言えない魅力があるんですよね
CAMERA : SONY A7
2022年 元旦