富士写真フイルム / FUJINON 1:1.2 f=5cm
前回の続きとなりますが、2021年以降にフジノン 5cm f1.2であちこちを撮り歩きした写真を並べてみたいと思います。なお、今回も全てのカットが絞り開放での撮影です。
絞り開放での撮り歩き/カメラ:SONYα7
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※撮影時の設定、データの処理等についてはこちらをご参照下さい
◆ 2021年
佛光寺は繁華街(四条烏丸)からほど近い、隠れた桜の名所です
このあたりは春になると桜、椿、木瓜、雪柳、菜の花が咲き揃ってとにかく絵になります
京都は桜の名所が多すぎてあまり話題になりませんが、木屋町の高瀬川沿いの桜も必見
特に夕刻以降は歓楽街の電飾とライトアップが混ざりあってより艶やかな雰囲気に
なぜかよく訪れてしまう方広寺。歴史的なあれこれなんてもう遠い昔のお話のようです
薄暮&街燈。このレンズにとっては最もお得意な被写体の一つでしょう
宇治川の東岸エリア、特に宇治神社~宇治上神社のあたりが大好きなんです
遠景描写もなかなか味があって良いですよね
なんというか、いろいろとミラクルな写りです
ローキーな場面で見せる描写がたまりませんね
◆ 2022年
南禅寺の法堂北側のこの一角は、意外に盲点となりがちな隠れた桜スポットなんです
同じ木屋町でも、四条通の北側と南側とではかなり雰囲気が違います
最近よく見かける花手水。岩船寺といえばやはり紫陽花になりますよね
岩船寺~浄瑠璃寺の間は、当尾の摩崖仏めぐりをしながら歩くのが楽しいです
あちこちからわらべ歌も聞こえ、久しぶりに賑やかな祇園祭です
最初の頃は特別な機会に恐る恐る持ち出しては使っていたフジノンですが、次第に扱いにも慣れてきたため、普段の撮り歩きでも携行するようになり撮影枚数が増えました。ですので以前にご紹介した時よりも多少は幅広いシチュエーションでの写真お見せすることが出来たかと思います。ここ2~3年程の間にフジノンは驚くほどの値上がりをしてしまい、簡単に手が出せるようなレンズではなくなってしまいました。残念ですがその市場価値から保管庫に死蔵されてしまう個体も多くなるかと予想されます。そんなフジノンはこういった描写の写真が撮れるレンズなのだ、という一つの参考資料にこの記事がなればと願っております。
今回はご覧いただきありがとうございました。